睡眠サプリとは?
睡眠サプリとは、睡眠時に必要な栄養補給ができる食品です。
ストレスや生活習慣など、根本的な原因を解決するには時間がかかることもあります。
睡眠サプリで食事で補えない栄養素を効率良く摂取でき、続けて使用することが大切です。
睡眠を補助・改善、サポートするサプリメント
長時間眠っても、疲れがとれないことや、スッキリ起きられないなどの睡眠の悩みを抱える人は多いです。
まずは朝、しっかりと朝日を浴びることや、規則正しい食生活を心がけ、体内リズムを整えることが大切です。
睡眠改善には、できることから少しずつ生活習慣を見直してみると良いですが、睡眠サプリを取り入れることも一つの手段です。
質の良い睡眠は、疲れをとるだけではなく、効率のよい作業をするためにも欠かせません。
睡眠サプリは食事では足りなかった栄養素を補い、睡眠中に必要な栄養をしっかり摂取することで健康的な体づくりをサポートするサプリメントです。
睡眠サプリの選び方
現代人の睡眠時間はとても短くなっています。
しかし、体のコンディションは睡眠中に整えられることが多く、質の良い睡眠を得ることは大きな力を持っています。
人間の体は、寝ている間に成長ホルモンが分泌されます。
そして、熟睡中の成長ホルモンは、体の新陳代謝に関わっており、寝ている間にも栄養素は代謝されています。そのため睡眠中でも栄養が不足してしまうことがあるのです。
この不足している栄養をカバーできるサプリメントを選ぶことが大切です。睡眠サプリといっても、さまざまな種類があります。
良質な睡眠をサポートする成分にはどのようなものがあるかを知り、必要な栄養素を補いましょう。
自然由来のものを選びましょう
自然由来の原料を使ったサプリメントは、はじめての方も安心して使うことができます。
黒大豆や米麦芽、大豆麦芽、麹小麦、ゴマなどの自然の穀物や、パイナップル、パパイヤなどの自然素材の体に優しい成分で構成されているものが安心です。
サプリは、食事のように継続摂取することがお勧めですので、成分や安全性に不安を抱いてはいけません。配合されている成分や安全性に信頼があるだけでも、安心感が大きく違ってきます。
サプリを選ぶ際は、安全性も考慮し、安心して続けられる自然由来のものを選択してください。
悩みにあったサプリを選びましょう
アミノ酸の一種である「グリシン」は、休息アミノ酸とも呼ばれています。
コラーゲンやペプチドといった、健やかな体をつくり、体調を整えるのに必要な物質の原料となります。
また、「GABA」は、リフレッシュ作用があり、くつろぎたい時には欠かせません。また疲労感のケアにも重要な栄養素です。
心地よくしっかりと休みたい時には、グリシンとGABAがおすすめの成分です。
さらに、「アルギニン」はたんぱく質を構成するアミノ酸の一種です。
体のコンディションを整える働きがありますが、ハードな運動や不規則な生活では体内での生産が追いつかずに不足することがあります。
食事やサプリで不足分は補いましょう。
アルギニンやオルニチンは、効率的なボディメイクをサポートしてくれます。サプリメントを選ぶときは、配合されている成分や量に注意し、自分の体調にあった成分や不足している栄養素が摂取できるものを選ぶようにしましょう。
睡眠や休息はとっても大切
人間の体には、生命を健康的に維持するために「ホメオスタシス(恒常性)」という機能が備わっています。
このため、例えば急激な運動や、不規則な睡眠を繰り返すと、それらの「異常」を調整して元に戻そうとします。
睡眠というのは、人間の体のリズムの非常に大きな部分を担っています。規則正しい生活の代名詞が「早寝早起き」と言われることからもそれがわかります。
何時に寝て、何時に起きるのか、そのほかに食事の時間、そうしたものが一定していると体のホメオスタシスに負担がかからず、健康や若さを保つ秘訣になります。
休息することで身体の機能を正常に戻す
私たちは、疲れを感じると、自然と体を横にして休んだり、睡眠をとったりします。それは、休めば疲れがとれるということを知っているからです。
疲れがとれるというのは、別の言い方をすれば、ホメオスタシスがうまく働くということです。
これは、それまで活動に使われていたエンザイムが、休息することによって、疲れた場所のリカバリーやホメオスタシスの正常化に使われるようになるからです。
血の流れや、リンパの流れ、神経や内分泌など、身体全体の機能が鈍っているのを正常に戻すのが、休息であり睡眠です。
なかなか休めない時は、10~20分程度のこまめな仮眠、睡眠をとるようにしましょう。
そうすることで体力が回復し、睡眠不足も軽減されます。
ボディエンザイムも休息時に増産される
起きて活動しているとき、私たちは、とても多くのエンザイムを使っています。
手足を動かすのはもちろん、目で見た情報を脳で処理するだけでも多くのエンザイムが消費されます。
そのため、目を閉じるだけでもエンザイムの消費はかなり抑えられます。生物の体内では、エンザイムは絶えず消費されるとともに、絶えず生産されています。
そのため、休息によって消費が抑えられると、生産が消費を上回り、ボディエンザイムに余裕ができます。ボディエンザイムは、休息・睡眠中に生成されます。
そのため、充分な睡眠を心がけることは、ボディエンザイムを豊富に保つためにとても大切です。
昼寝は、ボディエンザイムの消耗をおさえ、回復に役立つよい習慣です。日中、眠気や疲れを感じたら、15~30分程度、目を閉じて楽な姿勢で休むことを心がけましょう。
サプリメントはあくまで食事で補いきれない栄養を補うもの
健康であるためには、良い食事が基本です。
サプリメントはあくまでも、食事で摂りきれない栄養素を補うために使用しましょう。
穀物や野菜、フルーツなどを積極的に取り入れ、なるべくナチュラルでフレッシュな食材を選びましょう。毎日きっちりとした食事を続けると不満も出てしまうため、3日単位くらいで足りなかった栄養素を摂れるようにバランスをとるようにしましょう。
食事の時間やバランスを工夫してもなお、摂りきれない栄養素はサプリメントで補うことが必要です。
食事からきちんと栄養を摂取しましょう
食事からきちんと栄養を摂取するのが理想です。
穀物中心の植物食にし、新鮮なものを適切な割合で食べることが大切です。
植物食が85~90%、残りの10~15%を動物食にすることです。
食材は新鮮なだけでなく、できるだけ無農薬、有機栽培、無添加のものを選びましょう。
しかし、必要な全ての栄養素を食事から摂取することが困難です。なぜならば、現代では新鮮な食材を選んだとしても、食べ物事態が持っている酵素、補酵素(ビタミン、ミネラル)の量が昔よりもかなり少なくなっているからです。
含有量が減ったなら、食べる量を増やせば良いと思うかもしれませんが、食べる量を増やしてしまうと、その消化吸収に大量の酵素が使われてしまいます。
結局、食べる量を増やしても酵素の補給にはなりません。
そのため、食事以外にも酵素が含まれたサプリメントなどを活用するものおすすめです。
まとめ
睡眠は、人間の体のリズムにおいて、とても大切です。
「眠くなる」ということは、体のリズムによって自然に訪れるのが、体にとって一番良い眠りに通じます。
質の良い睡眠を得ることで日中のパフォーマンスも向上します。食事やサプリメントで、睡眠に必要な栄養素をしっかり補い、体のサイクルを活性化させましょう。
【出典】
新谷弘実(2005)「病気にならない生き方」サンマーク出版