お酒は体に良い?悪い?
さまざまなリスクが高まる原因の一つに
お酒を飲むと気分が良くなり、体が弛緩し、楽しい気持ちになります。
ストレスの多い現代社会ではリラックスするためにお酒を求める人も多くいるでしょう。
お酒を飲むことが完全に悪いわけではありませんが、お酒は肝臓をはじめ、膵臓、循環器などさまざまな器官に負担をかけ、結果的に病気につながる恐れがあります。
フリーラジカルが発生し体内の酵素を大量消費
飲酒によって体内にフリーラジカルが発生します。
フリーラジカルは少量であれば体にいい影響をもたらします。
例えば、細胞伝達物質や免疫機能、体内に侵入したウィルスや細菌を退治します。
ですが、フリーラジカルが大量に発生してしまうと、細胞を逆に傷つけてしまうため、それを中和する際に抗酸化作用を持った酵素が消費されるのです。
フリーラジカルは細胞内の遺伝子を壊しガンの原因を作るなどさまざまな健康被害をもたらします。内臓に負担がかかり、水分や栄養、酵素が行き届かず血液やリンパの流れを阻害します。
体の流れが悪くなると、老廃物が体外に排出できず、毒素が体の中に発生します。
毒素が大量に生み出されると大量のフリーラジカルが発生してしまうのです。
胃腸が荒れる原因にも
飲酒は胃腸が荒れる原因になります。
食前酒と呼ばれるように、少量のお酒は胃腸にもよく、食欲増進などいい影響を与えると言われていますが、アルコールをたくさん飲んでしまうと、胃の粘膜が荒れる原因となります。
たばこが健康に及ぼす影響
喫煙もフリーラジカルを発生させる
お酒だけでなく、喫煙も多くのフリーラジカルを発生させます。
フリーラジカルは体の細胞を破壊・損傷し、酵素の働きを遅らせてしまうのです。
血管を収縮させ血流を悪化させる
たばこを吸うことで血管が収縮し、細胞に酸素や栄養素が補給されなくなる上、老廃物や不廃物を排泄することもできなくなります。
それが腐敗し、体の中に毒素を生み出してしまいます。
お酒・たばこが身体に悪い最大の理由
習慣性が強い
お酒やたばこが体にどのような悪影響を与えるかということは皆さんもご存知でしょう。
ですが、習慣性が強いところが、お酒とたばこの難しいところなのです。
お酒にはエチルアルコール、たばこにはニコチンと呼ばれる依存度の高い物質が含まれています。
この2つの物質は日々少しずつ摂取することでどんどん依存度を上げてしまうものです。
潜在酵素の消費量を抑える生活習慣を心がけましょう
体内で作られる潜在酵素の量は最初から決まっているため、酵素を浪費してしまうと、体の他の部分に酵素が行き渡らなくなります。
体内酵素の消費を抑える生活習慣を取り入れ、健康な体を保つようにしましょう。
お酒・たばこは控える
お酒やたばこは自分の意志でやめることができるものです。
ですので、思い切って断ち切る努力をしましょう。
ですが、突然やめることは難しいと思いますので、摂取頻度や量を減らすなど、小さなステップから始めましょう。
規則正しい生活を送る
規則正しい生活は悪習慣を断つだけでなく、酵素の活性化にもいい影響をもたらします。
睡眠時間をしっかりと確保する、食事をしっかりと摂る、適度な運動をしている、こういった習慣が大切なのです。
生野菜・果物・発酵食品など酵素が多く含まれている食品を摂る
体内の酵素を増やすには酵素が豊富に含まれている食品を摂ることが大切です。
その際、活きた酵素は生野菜・果物・発酵食品に多く含まれます。
加工食品や外食を極力減らし、活きた酵素が豊富に含まれる食品を摂るようにしましょう。
おすすめ記事:バランスの良い健康的な食事とは?酵素を消費しない生活が健康につながる
まとめ
お酒、たばこは自分の意志でやめることができるものです。健康的な人生を送るため、お酒、たばこは控えるようにしましょう。
【出典】
新谷弘実(2005)「病気にならない生き方」サンマーク出版
新谷弘実(2008)「図解 病気にならない生き方」サンマーク出版