インナーケアという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
インナーケアとは最近注目されているキーワードであり、身体の持っている内側の力を引き出すためにアプローチをかけることです。
今回は、正しいインナーケアについて紹介したうえで、インナーケアで意識する7つのポイントについて詳しく解説します。
「しっかりスキンケアをしているのに肌が荒れてしまう」「肌の乾燥やテカリが治まらない」このような悩みを持つ人は、この記事を参考にしてください。
インナーケアとは
まずはインナーケアについて詳しく解説していきます。
正しい食習慣と生活習慣で身体の内側からアプローチする美容法
インナーケアとは、内側からアプローチをかけて身体をきれいにする美容法です。
スキンケアの方法を変えていないのに肌が荒れてしまうことってありませんか?
これは正しいインナーケアができていないからです。正しいインナーケアはおこなうには、食生活と生活習慣が大切になります。
ファーストフードばかりの食生活や昼夜逆転した不規則な生活を送っていると、ニキビができたり肌がごわついたりと肌に悪影響を及ぼしてしまいます。
そしてインナーケアを改善しなければ、どれだけスキンケアをしても理想とする美肌には近づけません。
身体の表面上をアウターケアするよりも、内側から変えていくインナーケアのほうが大切だということをまずは理解してください。
病気にもなりにくい体になる
インナーケアを意識すると、美容効果に加えて身体も健康体に近づきます。
そのため年齢を重ねても病気になりにくく、ストレスのない生活を送ることができるのです。また健康的な身体であれば、疲労も溜まりにくくなります。
そのため疲労感から出る肌のくすみやシミがなくなり、年齢よりも若く見られるようになります。
新谷酵素がおすすめするインナーケア
新谷酵素では、インナーケアの方法として酵素が重要であるとしています。
酵素は身体のあらゆる機能に関係していて、健康な身体を手に入れるためには必要不可欠なものであるからです。
そして酵素は年齢を重ねるとともに減少していってしまいます。そのため身体の酵素が失われないように対策をする必要があるのです。
酵素を補う
まずは身体の中で不足した酵素を食材から補いましょう。酵素を多く含む食材を取り入れることで腸内環境もよくなるため、便秘などの症状も改善されます。
食物酵素が豊富に含まれる食事を摂る
酵素は生野菜やフルーツ、発酵食品、生の魚介などに多く含まれています。食材から酵素を摂取して、体外からも酵素を補うようにしてください。
酵素は48度以上の熱で破壊が始まり、70度の熱では死滅してしまいます。そのため加熱処理された食事からは酵素は補うことができません。
酵素を減らさない
身体の中の酵素を減らさないような対策も重要です。体内の酵素を維持することができれば、外から補う酵素の量を減らすことができるからです。
正しい生活習慣を心がける
身体の中の酵素が失われる原因として、タバコやお酒、添加物の多い加工食品などが上げられます。
これらは細胞を傷つけてしまう機能があるため、中和するために体内の酵素が消費されるのです。
また、夜遅い時間の飲食も酵素が失われる原因となります。夜は消化器官が休んでいる時間であるため、食べたものが消化されにくく、酵素が余計に消費されるためです。
体の中の酵素を減らさないために、正しい生活習慣を心がけてください。
酵素を活性化させる
体内の酵素を活性化させることも考えましょう。
酵素が活性化すれば、少ない量の酵素でも高いパフォーマンス力を発揮できるようになります。
体を温め良い水を飲む
体内酵素が活性化するのは、37度前後だと言われています。そのため平熱の低い人は、体内の酵素が活性化しにくくなっているのです。
平熱を上げる手段としては、
お風呂にゆっくり入る
適度な運動をする
このようなことがあげられます。温活を心がけて、平熱を上げる努力をしてください。
また常温の水を1日に1.5〜2.0リットル飲むことをおすすめします。
身体が水分不足だと、酵素がうまく働かないためです。そして冷たい水は身体を冷やしてしまうため避けてください。
食事中、食後に大量の水を飲むと消化の妨げになるため、食前、食間で水を飲みましょう。
インナーケアのための7つのポイント
インナーケアをするうえで、重要なポイントは以下の7つです。
- 正しい食事を摂る
- 良い水を飲む
- 正しい排泄を心がける
- 正しい呼吸法をする
- 適度な運動
- 上手な休息・睡眠
- 笑いと幸福感
それぞれについて詳しく解説していきます。
正しい食事を摂る
インナーケアにおいて毎日の食事はとても重要になります。
なぜなら人間の身体を作る全ての源は、食べ物から摂取する栄養であるからです。正しい食事というのは、1日の摂取目安量を守った栄養バランスの取れた食事をいいます。
ただ3食全ての栄養バランスを考えるというのは、食材を多く準備しなければならないため非常に大変です。まずは甘いものの過剰摂取を控える、塩分を摂取しすぎない、など簡単なことから食生活を見直していきましょう。
良い水を飲む
前述していますが、1日の1.5〜2.0リットルの水を飲むようにしてください。
水分不足の身体だと、体内の酵素はうまく活性化しないためです。
そして水は一気に飲むのではなく、こまめに摂取することが大切になります。どうしても1日に目安量の水が飲めない場合は、フルーツなどから水分を補給するようにしてください。
正しい排泄を心がける
身体の排泄が正常ではなく便秘になってしまうと、身体に肌荒れやむくみなどの悪影響がでてしまいます。食物繊維の多く含む食材を積極的に摂取して、快便を心がけてください。
また便秘は冷えやストレスなどでも発症します。食生活だけではなく、規則正しい日常生活を送ることも意識してください。
正しい呼吸をする
正しい呼吸法をするだけでも、インナーケアにつながります。
体内に酸素を多く取り入れることができれば、血行がよくなって肌の代謝向上やアンチエイジング効果があるためです。
また酸素が全身に行き渡らないと、ストレスを感じやすくなったり、ネガティブ思考になったりする傾向にあります。普段無意識に呼吸をしている人は、意識的に呼吸をするようにしてください。
1.椅子に座った状態で背筋を伸ばす
2.お腹が凹んでいるのを感じながら、口からゆっくりと息を吐く
3.お腹が膨らむのを感じながら、鼻から息をゆっくり吸う
4.お腹が凹んでいるのを感じながら、口からゆっくりと息を吐く
適度な運動
適度な運動は、身体のすみずみまで栄養を届けてくれます。
なぜなら身体が温まることで、血液の流れを促進させることができるからです。そして人間の身体は一定の周期で細胞が生まれ変わっています。
運動不足になると、この周期が乱れて肌トラブルの原因となります。
つまり適度な運動で肌のターンオーバーを整えることは、インナーケアに効果的で美肌につながるということです。
上手な休息・睡眠
休息や睡眠は、身体をリセットするために重要になります。
人間は睡眠のときに「成長ホルモン」が分泌されることで、免疫機能を活発にして疲労回復に努めているためです。
また睡眠時間だけでなく、睡眠の質にもこだわる必要があります。睡眠の質が良いと、短時間寝ただけでも疲れが回復します。
寝る前は食事を控えたり、身体を冷やさないようにしたりして、リラックスした状態で睡眠に入ることが、睡眠の質をあげるコツです。
笑いと幸福感
ある調査によると、笑いは健康によいとされています。よく笑う人は幸福感を感じることが多く、ストレスが溜まりにくい傾向にあるからです。
しかしそうは言っても、意識的に自分で笑うことはなかなか難しいものです。
人に合う時間を増やしたり、自分が面白いと思うものを見たりして、日常の笑いを増やす努力をしてください。
まとめ
内側からきれいきれいにするインナーケアは、外側からきれいにするアウアーケアよりも期待できる効果は大きいです。本記事で紹介した全てのインナーケアの方法を、一度に取り入れるのは難しいと思います。
まずは自分にできることから1つずつ実践していくことが重要です。そしてインナーケアを継続しておこなえば、内側からきれいなすっぴん美人になることができるはずです。
【出典】
新谷酵素(2020)「酵素LIFEのすすめ」